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長期的な成長トレンドの半導体市場においてひときわ際立つ存在感を見せている東京エレクトロン。
ボーナス支給額日本一など年収の高さで話題になることも多いですが、ネット上では「やばい」と言われることもあるようです。
本記事では、東京エレクトロンの会社概要を紹介しつつ、「やばい」と言われる理由について調査しました。
動画で解説
東京エレクトロンの会社概要
東京エレクトロンは設立が1963年で、東証プライム市場に上場しており、売上高は1兆8,300億円。
事業内容は、半導体を製造するための装置を作っている企業となります。
従業員は1万8000人以上が働いており、本社は東京赤坂Bizタワー内にあります。
時価総額ランキング
こちらは、2024年3月末時点の日本企業時価総額ランキングです。
近年の半導体需要の高まりから、事業成長を続けており、会社の価値を示す時価総額において、キーエンス、ソニー、NTTを抜いて3位となっています。
営業利益率では、日本の製造業の平均が4%のところ、東京エレクトロンの営業利益率は28%であり、非常に高収益であることが分かります。
東京エレクトロンはまさに日本を代表する超優良大企業と言えます。
半導体製造装置メーカー売上比較
こちらは、半導体製造装置メーカーの売上高比較です。東京エレクトロンは、日本企業としてはダントツの1位であり、さらに世界でも、Applied Materials、ASML、Lam Researchに次いで、世界4位となっており、半導体製造装置メーカーとして世界に存在感を示している企業です。
東京エレクトロンの歴史
東京エレクトロンの歴史について見ていきます。
東京エレクトロンは、総合商社である日商岩井(現在の双日)に勤めていた久保徳雄が半導体製造装置の輸出入に勝機を見出し、小高敏夫との共同創業で1963年に東京放送(TBS)の出資でスタートさせました。
創業当時は、オフィスなどの貸し出しなどの創業支援を東京放送から受けており、現在の東京エレクトロンが東京赤坂に本社を構えている理由とされています。
1966年には、米国フェアチャイルド社とICテスタの代理店契約を締結するなど、技術系専門商社としてビジネスを展開していきました。
1968年には、日本で初めての半導体製造装置専業メーカーとして、拡散炉の国内生産をスタートさせ、商社からメーカーへと業態をシフトさせていきました。
東京エレクトロンが「やばい」と言われている理由
日本最大の半導体製造装置メーカーで、会社の規模を示す時価総額ではキーエンス、ソニー、NTTを抜いて日本3位である東京エレクトロンですが、ネット上では「やばい」と言われることもあるようです。
これからは、ネット上で「やばい」と言われる理由について解説していきます。
東京エレクトロンが「やばい」と言われている理由①:東京エレクトロンの市場シェアが他社を圧倒しているため
東京エレクトロンは、あらゆる半導体工程においてトップクラスの世界シェアを有しており、塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉、バッチ成膜など世界No.1のシェアを多数有しております。
例えばEUVを用いた最先端半導体の製造工程では、東京エレクトロンの塗布現像装置が100%のシェアを有しています。
東京エレクトロンの河合利樹社長が、過去のインタビューの中で「最先端の半導体で東京エレクトロンの装置を通らないものはない」と言われていましたが、まさに最先端半導体の技術革新の担い手と言える企業です。
「東京エレクトロンがなかったら最先端の半導体が作れなくなるのでやばい」と思われるくらい、東京エレクトロンの装置は半導体工場にとってなくてはならない存在になっています。
東京エレクトロンが「やばい」と言われている理由②:海外売上比率が非常に高いため
東京エレクトロンの地域別売上比率を見ていきます。
日本向けは10%となっており、海外売上高比率は90%となっております。
その中で、アジアが74%と大きく、現在の半導体製造を支える台湾、韓国、中国などへ出荷していることが分かります。
アジア以外だと、北米が9%、ヨーロッパが6%となっています。
中国への輸出規制の影響は注視する必要はあるものの直近の決算報告では影響は限定的ですし、円安の影響でむしろ海外売上高比率が高いことは業績へ大きくプラスになっていることは間違いありません。
東京エレクトロンが「やばい」と言われている理由③:東京エレクトロンの技術力が高いため
東京エレクトロンの技術力について見ていきましょう。
東京エレクトロンは、半導体製造装置メーカーとして、特許保有件数は世界1位です。
さらに、外部機関が評価する特許資産規模ランキングでは、海外の大手企業を抑えて、3年連続1位と、量・質ともに非常に強い知的財産を有していることが分かります。
東京エレクトロンが市場シェアトップで、高い営業利益率を維持し続けている理由は、この高い技術力であるといえます。
また、東京エレクトロンは、発明者表彰制度を設けて、技術者の発明活動を後押ししています。
入社後初めて出願した時に始まり、年間で最も特許ポートフォリオ発展に貢献した発明者に贈られる賞、発明者全体の上位数%に贈られる賞、そして発明者の中で最高峰の栄誉となるTEL Master Inventorと各段階で表彰制度が用意されています。
このように、技術者の仕事ぶりを評価する文化が、東京エレクトロンにはあります。
東京エレクトロンならば、あなたのアイディアが世界中の半導体工場で実現され、技術的ブレイクスルーが達成されることが現実的に起こりえます。
ぜひそのようなエキサイティングな環境にチャレンジしてみてください。
「東京エレクトロンは、半導体製造装置メーカーとして特許保有件数世界1位で、特許資産規模ランキングで3年連続世界1位という、他社を寄せ付けない圧倒的な技術力を有していてやばい」と感じる方も多いようです。
東京エレクトロンが「やばい」と言われている理由④:東京エレクトロンの年収が非常に高いため
東京エレクトロンの年収も見ていきましょう。
好調な業績が続いており、さらに半導体人材の争奪戦もあいまって、年収は1,399万円と非常に高水準となっています。
ボーナスも近年国内企業で常に上位にランキングされており、支給額は夏のボーナスだけで300万円を超える水準です。
平均勤続年数は15.6年、平均年齢は43.6歳となっています。
離職率も1.1%と非常に低く、充実した仕事環境が用意されております。
東京エレクトロンの年収の高さやボーナス支給額の高さから、「こんなに高い給料を貰えて、しかも離職率1.1%と充実した仕事環境が用意されているなんてやばい!」と思われているようです。
東京エレクトロンが「やばい」と言われている理由⑤:勤務地が地方になる可能性があるため
東京エレクトロンは勤務地が地方になる可能性があるため、「やばい」と言われていることもあるようです。
東京エレクトロンは、本社が東京赤坂にある他、研究開発拠点は、岩手・宮城・山梨・熊本にあります。
勤務地によっては、地方勤務になる可能性はあります。
逆の見方をすると、地方で超一流大手企業勤務の場合、地元では一目置かれる存在となります。
本記事の著者の知り合いである山梨県韮崎市出身の方に話を聞いたところ、文化ホールなども東京エレクトロンの名前が付けられていたりするなど、地元では子供にとっても非常に存在感のある企業だったと語っていました。
地方といっても、東京エレクトロンが拠点として採用する場所ですので、交通の便のよい場所ばかりなので、そこまで不安に考える必要はないでしょう。
むしろ、仕事に集中できる環境が整っていると前向きにとらえることもできるでしょう。
東京エレクトロンが「やばい」と言われている理由⑥:未来に向けた成長投資計画が非常にアグレッシブのため
長期的な成長トレンドである半導体業界において、世界屈指の規模と技術力を有し、日本企業トップクラスの年収とボーナス額を紹介してきました。
みなさんは思うかもしれません。「さぞかし入社が難しいのだろう」と。
ここで、東京エレクトロンの未来に向けた成長投資の計画を紹介します。
研究開発費に1.5兆円、設備投資に7,000億円をかけて、現状に満足せず、さらなる成長を目指していることがうかがえます。
今回特に注目いただきたいのは、これからの5年間で10,000人を採用する計画を立てていることです。毎年2,000人を採用していくとのことです。東京エレクトロンへの転職するにあたって、非常に強い追い風が吹いていることがうかがえます。
未来に向けた成長投資計画が非常にアグレッシブな内容だったため、「今まで以上に事業成長が期待できる東京エレクトロンはやばい(すごい)」と思われたようです。
東京エレクトロンが「やばい」と言われている理由⑦:キャリア採用人数が年々高まっているため
最後に、東京エレクトロンの採用人数と、キャリア採用比率を紹介したいと思います。
採用人数は年々増加傾向にあり、2022年は811人を採用しています。その中でキャリア採用比率も年々上昇しており、2022年は71.5%の580人が中途入社されています。
人気の企業ですので選考のハードルは確かにありますが、しっかりとした準備ができていれば十分に転職が可能な企業といえます。
近年、中途採用を積極的に行っていることから、「東京エレクトロンに転職できるなんてやばい(すごい)」と好意的に受け取られているようです。
まとめ
今回は、半導体製造装置メーカーとして国内最大手である東京エレクトロンについて解説しました。
他社を寄せ付けない高い技術力で、半導体技術の進歩を牽引しています。
また、誰にも真似できない技術を有しているからこそ高い収益性となっており、そこからの研究開発と人材への惜しみない投資でさらなる成長を目指しています。
「最先端の技術に携わり、成長産業に身を置いて自分自身も成長していきたい。」
「年収が高く、自分の頑張りに報いてくれる企業で思いっきりチャレンジしてみたい。」
そういう方はぜひ東京エレクトロンへの入社を検討ください。
また、最先端の技術を取り扱っている企業は、求人情報を公開してしまうと、社外にどこにリソースを集中しているか分かってしまうため、ほとんどが非公開求人となります。
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