【ロームの強みを解説】成長著しい次世代パワー半導体市場での注目企業

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    今回は、次世代半導体として注目されているSiCパワー半導体に強みを持つロームを紹介します。

    ロームの企業概要

    ロームの企業概要

    ロームは1958年に設立されました。東証プライム市場に上場しています。

    売上高は4,678億円です。事業内容は、LSI、半導体素子、モジュールなどの開発・製造・販売を行っています。

    従業員は連結23,319人で、京都市に本社を構えています。

    ロームの業績

    ロームの業績

    ロームの業績について見ていきましょう。

    直近10年の売上高、営業利益の推移を示しています。

    長年にわたりしっかり利益を残しながら、堅実に成長を続けている様子が分かります。

    直近1年の営業利益率は9.3%となっています。

    後程説明しますが、将来への投資も積極的におこなっており、バランスの取れた経営がされていると言えると思います。

    ロームの歴史

    ロームの歴史

    ロームの歴史について紹介します。

    創業者である佐藤研一郎さんが立命館大学在学中に開発した炭素被膜抵抗の特許を元に、1954年に東洋電具製作所を創業しました。

    社名のROHMは、抵抗を示す「R」と抵抗を示す単位の「Ohm[Ω]」を組み合わせたものであり、当時の主力製品が抵抗器だったことに由来しています。

    1967年にはICの将来性を見出し、半導体業界に参入しました。

    1971年には日系企業として初めてシリコンバレーに進出し、ICの研究開発をスタートさせています。

    用途別売上比率

    用途別売上比率

    現在では、ロームの半導体は様々な製品に使われています。

    用途別売上比率を見ると、自動車向けが一番多く49%となっています。

    民生機器が20%、産業機器が16%、コンピュータ&ストレージが11%、通信が4%となっています。

    特に自動車向けは、EV化や自動運転車の普及によってさらに半導体が使われるようになることが予想されており、ロームの強みの一つとなっています。

    ロームの強み:SiCパワー半導体

    ロームの強み:SiCパワー半導体

    ロームの強みとして、次世代半導体として注目されているSiCを紹介します。

    半導体黎明期は、Geが半導体として使用されてきましたが、入手性のしやすさや良質な酸化被膜が形成できることから、現在ではSiが主流となっています。

    近年では、Siよりも優れた特性を有し、エネルギー損失の低減や機器の小型化に貢献できるSiCやGaNが注目されています。

    右側のグラフは、SiとSiCパワー半導体のエネルギー損失量の違いを示しています。Siと比較してSiCは55%もエネルギー損失を低減させることができます。

    ロームの強み:SiCパワー半導体

    こちらは、SiとSiCのパワー半導体の世界市場規模予想を示しています。

    IoTの普及拡大、脱炭素社会実現に向けて情報通信や民生、産業、自動車の各分野で堅調に推移する見込みとなっています。

    特に、自動車分野はEV化や自動運転の普及などの普及により、車1台あたりのパワー半導体積載金額が急激に増加する見通しとなっています。

    優れた性能を有するSiCパワー半導体は、2030年にはパワー半導体市場の17.4%を占めるにまで成長すると予想されています。

    ロームの強み:SiCパワー半導体

    市場拡大が見込まれるSiCパワー半導体市場におけるロームの立ち位置を見ていきます。

    こちらは、SiCパワー半導体の売上高ランキングを示しています。

    このように世界4位に位置しており、日本企業の中では断トツのトップとなっています。

    ロームの強み:SiCパワー半導体

    また、今後の市場の急成長に備えて、ロームは大きな設備投資をおこなっています。

    SiCパワー半導体の生産拠点として、筑後工場、宮崎工場に続いて宮崎第二工場の計画も発表しています。

    さらにウエハも6インチから8インチ化への準備が進んでいます。

    2030年には生産能力を2021年比で35倍に大幅に拡大するとしています。

    成長著しいSiCパワー半導体市場において大きな投資を行い、さらなる市場シェア拡大に向けた取り組みが行われています。

    ロームの開発・製造拠点

    ロームの開発・製造拠点

    ロームの開発・製造拠点を見ていきます。

    開発拠点は本社もある京都と横浜にあります。

    また、製造拠点は宮城、静岡、滋賀、岡山、福岡、宮崎など全国にあります。

    それぞれの製造拠点は組織が分かれており、採用も本体採用とは別となります。

    そのため転勤の心配がなく、地元で転職先を探している方にも人気があります。

    ロームの年収

    ロームの年収

    ロームの年収を見ていきましょう。

    ロームの平均年収は879万円です。日本人の平均年収は461万円であることから、高収益企業にふさわしい年収が用意されていると言えます。

    平均勤続年数は14.8年、平均年齢は41歳となります。

    こちらのデータは、本体採用の3,902人のものとなります。

    右側のグラフはロームの平均年収の推移を示しています。平均年収は年々増加傾向にあることが分かります。

    採用情報

    採用情報

    最後にローム本体の採用人数も見ていきます。

    採用人数は、年々増加傾向にあります。その中でキャリア採用比率も急速に高くなっている状況です。

    2023年度には34.5%の方が中途で入社されました。

    まとめ

    今回は、ロームについて紹介しました。

    半導体メーカーとして、長年にわたり着実に成長を続けてきており、近年は特にSiCパワー半導体への投資を加速しており、将来性のある企業です。

    「成長産業である半導体業界に身を置いて、自分自身も成長していきたい。」
    「年収が高く、自分の頑張りに報いてくれる企業に行きたい。」

    そういう方はぜひロームへの入社をご検討ください。

    また、最先端の技術を取り扱っている企業は、求人情報を公開してしまうと、社内のどこにリソースを集中しているか分かってしまうため、ほとんどが非公開求人となります。

    具体的な求人情報を知りたい方はぜひ半導体Jobエージェントにお問い合わせください。

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