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本記事では、ENEOSホールディングス傘下の非鉄金属メーカーであるJX金属を紹介します。JX金属は半導体材料メーカーとして高純度スパッタターゲットの製造などを手掛けており、将来性の高い企業です。
半導体関連企業であるJASM(TSMC熊本)の年収、ディスコの年収、レーザーテックの年収については以下記事で解説していますので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
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JX金属の企業概要
JX金属の設立は2002年で現在は非上場ですが、2024年10月に東京証券取引所に上場を申請したと発表しました。上場時期は2025年3~4月とされており、上場を機に既存の資源・製錬から半導体材料に事業の軸足を移すとしています。
売上高は1兆5,131億円で、電子材料の製造・販売、資源・製錬などを行っています。
従業員は9,715人が在籍しています。東京都港区に本社があります。
JX金属の業績
JX金属の業績について見ていきます。
下図は、近年の売上高、営業利益の推移を示しています。
売上高1兆円を超える企業でありながら、近年の半導体需要増やインフレに伴う金属相場の上昇を受け、売上高はさらなる増加傾向にあります。
直近の営業利益率は5.4%です。
JX金属の歴史
JX金属の歴史について紹介します。
1905年に創業者の久原房之助が日立鉱山を開業したことが始まりです。日立鉱山は開業後わずか数年で日本を代表する大銅山へと躍進し、1981年の閉山までの76年間、日本の近代化と経済成長に貢献しました。
1985年には、銅鉱山開発で培った金属の高純度化技術を生かして、半導体材料の取り扱いを開始しました。
何度かの経営統合が行われており、2010年には石油精製販売、石油開発および金属の各事業を併せ持つ、世界有数の「総合エネルギー・資源・素材」企業グループであるJXホールディングスが誕生しました。現在では、ENEOSホールディングス傘下で事業を行っています。
事業ポートフォリオ
JX金属の事業ポートフォリオを見てみると、営業利益のうち、銅の精錬などを行う基礎材料セグメントが713億円と最も利益を上げている分野であることがわかります。
次に半導体材料セグメント(半導体用スパッタターゲットや化合物半導体材料など)が267億円、情報通信材料セグメント(フレキシブル回路基板用圧延銅箔など)が18億円と続きます。
現在、半導体材料セグメントと情報通信材料セグメントを「フォーカス事業」と位置づけ、事業成長に向けてリソースを集中しています。
JX金属の将来性
ここからは、JX金属の将来性について解説していきます。
JX金属の将来性①:さまざまな材料分野で高いシェア
JX金属は、さまざまな材料分野で高いシェアを有していることから将来性が高いと言われています。
JX金属は半導体用スパッタターゲットに非常に強みを持っています。
半導体用スパッタターゲットとは、ウエハにメタル膜を成膜する際の材料です。JX金属のスパッタターゲットは銅の純度が非常に高いことが特徴で、99.9999999(ナインナイン)という世界最高純度の銅を作る独自技術を持っています。Cuは半導体の配線として広く用いられており、JX金属は長年半導体製造に大きく貢献してきました。
Cu以外にも様々な元素のスパッタターゲットを取り扱っており、世界シェアは60%と他社を圧倒しています。
半導体用スパッタターゲット以外にも、フレキシブル回路基板用圧延銅箔がシェア80%、高純度タンタル粉がシェア50%、インジウムリン化合物半導体基板がシェア40%と、世界シェアNo.1の材料を多数有しています。
半導体材料は長年の技術の蓄積が参入障壁となるため、さまざまな材料分野で高いシェアを有しているJX金属は将来性が高いと言えます。
JX金属のように将来性の高い企業は、半導体業界に多数存在します。半導体業界に転職を検討されている方は、半導体業界特化の転職エージェントである半導体Jobエージェントにお問い合わせください。半導体業界に精通したキャリアアドバイザーがあなたのご希望に沿った求人をご案内します。
JX金属の将来性②:積極的な設備投資
JX金属はフォーカス事業に対する積極的な設備投資を行っているため、将来性が高いと言われています。
JX金属は、日立市内に半導体用スパッタリングターゲットと圧延銅箔の生産工場をそれぞれ新設しています。投資総額は総額1,500億円とされており、将来の成長に向けた積極的な投資が行われています。
JX金属の将来性③:新規事業の開拓
JX金属は新規事業の開拓にも積極的であることから将来性が高いと言われています。
JX金属には、社員のアイディア創出/育成を支援するIdea Seed Bankというプラットフォームがあります。新規事業にチャレンジしたい社員は、アイディアの着想支援から社内審査に向けたサポートなどを受けることができ、自身のアイディアを形にしていくことができます。
また本社にはSQUARE LABと呼ばれるスペースが設置されており、社内外のイベントなどを通じたオープンイノベーションを活性化させる場として利用されています。
実際にJX金属は、外部企業や大学、研究機関との協業も積極的に実施しています。
JX金属の勤務地
JX金属の勤務地を見ていきます。
本社のある東京のほか、茨城、神奈川、大分に事業所や工場があります。研究開発は日立市の技術開発センターで行っています。
事業所ごとに独身寮や社宅が完備されており、福利厚生も充実しています。独身寮には、食堂や大浴場などもあり、快適な生活のサポート体制が整っているため、地元を離れて就職する場合でも安心です。
JX金属の年収
JX金属の年収を見ていきます。
JX金属の平均年収は1,026万円です。日本人の平均年収は461万円であることから、非常に高い給与水準であることが分かります。
平均勤続年数は17.2年、平均年齢は42.5歳です。
これらのデータは本体採用3,214人のデータとなります。
また2024年4月には初任給が引き上げられており、若年層への賃金改善も進んでいます。
今後のJX金属の将来性を考えると、年収の面でも期待できる企業です。
JX金属の採用情報
最後にJX金属の中途採用状況について見ていきます。
中途採用比率は下表に示す通り、年々上昇傾向にあります。
年度 | 中途採用比率 |
---|---|
2020年度 | 42% |
2021年度 | 57% |
2022年度 | 58% |
2022年の中途採用比率は58%であり、JX金属は中途採用に積極的であることが分かります。
下図は、中途採用社員の前職の業界・業種の割合を示しています。
エネルギー・資源をはじめとして、電気・精密、化学、自動車・機械メーカーなどさまざまな業界から入社していることがわかります。
年収が高く、大企業ならではの待遇によって、選考のハードルは確かにありますが、しっかりとした準備ができていれば十分に転職が可能な企業といえます。
まとめ
今回はJX金属について紹介しました。
いかがだったでしょうか?
「前職の経験を、将来性のある企業で発揮したい。」
「年収が高く、自分の頑張りに報いてくれる企業に行きたい。」
そういう方はぜひJX金属への入社をご検討ください。
また、最先端の技術を取り扱っている企業は、求人情報を公開してしまうと、社内のどこにリソースを集中しているか分かってしまうため、ほとんどが非公開求人となります。
具体的な求人情報を知りたい方は半導体業界特化の転職エージェントである半導体Jobエージェントにお問い合わせください。
半導体業界は技術分野が多岐にわたるため、業界を深く知ったエージェントが強みを発揮する分野です。
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