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ルネサスエレクトロニクス(以下ルネサス)は、日立製作所と三菱電機、NECの半導体事業が統合してできた企業で、車載半導体に強みを持っています。本記事では、ルネサスの企業概要や将来性について解説します。
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ルネサスの企業概要
ルネサスの設立は2002年で、東証プライム市場に上場しています。
売上高は1兆4,694億円です。
事業内容は半導体の研究・開発・設計・製造・販売およびサービスを行っており、特に車載半導体に強みを持っています。
従業員は21,204人で、東京都江東区に本社があります。
ルネサスの業績
ルネサスの業績を見ていきます。下図は、近年の売上高、営業利益の推移を示してます。
2021年から大きく業績が伸びていることが分かります。ルネサスが強みとする自動車関連やIoT関連の半導体需要の増加や、海外企業の積極的な買収、円高の影響も合わさって、2020年から2022年にかけて売上高は2.1倍、営業利益は4倍に成長しました。
直近の営業利益率は34.1%です。日本の製造業の営業利益率の平均は4%であることを考えると、ルネサスは超高収益企業であることが分かります。
ルネサスの歴史
ルネサスの歴史について紹介します。
2003年に日立製作所と三菱電機(パワー半導体を除く)の半導体事業が統合し、ルネサステクノロジが設立されました。
NEC(汎用DRAMを除く)の半導体事業が分社化されたNECエレクトロニクスが、2010年に統合され、現在のルネサスエレクトロニクスとなっています。
巨大企業同士の統合ということで、当初はシナジーが期待されていました。ところが、半導体の設計やプロセスには各社固有の文化があるため、これらの調整作業が難航することもありました。このような産みの苦しみを乗り越えて、後ほど説明するように、半導体メーカーとして日本一の売上高を誇る企業に成長しました。
ルネサスの主力工場である那珂工場は、2001年に世界で初めて300mm(6インチ)ラインのウエハ量産化に成功させ、2009年には世界で初めて32nmプロセスの開発ラインを稼働させるなど、素晴らしい実績を持っています。現在でも国内最先端となる40nmプロセスの量産を行っているなど、ルネサスは長年日本の半導体業界を牽引してきました。
事業セグメント売上高比率
ルネサスの事業セグメント売上高比率を下図に示します。
自動車向けが47%であり、ルネサスの主力事業であることが分かります。自動車のエンジンやハイブリッド車などの制御向け半導体や、カーナビなどの車載情報機器向けなどを取り扱っています。
産業・インフラ・IoT向けが52%であり、FAやデータセンター、基地局などでルネサスの半導体が使われています。
2011年の東日本大震災の際には主力工場である那珂工場で甚大な被害が出てしまい、ルネサスの製品が供給されないと自動車が作れないという危機的な状況でした。そのため、トヨタグループを中心とする復旧部隊によって、半年で震災前の生産水準に戻すという驚異的な復旧を遂げ、業界関係者を驚かせました。それだけルネサスは日本の産業の根幹を担っている企業と言えます。
ルネサスの将来性
ここからは、ルネサスの将来性について紹介します。
ルネサスの将来性①:日本トップの半導体メーカー
ルネサスは日本トップの半導体メーカーであることから、将来性が高いと言われることがあります。
下図は、国内半導体メーカーの売上高ランキングです。
国内半導体メーカーは、近年キオクシアが首位を走っていましたが、ルネサスの好調な業績を受けて2022年にルネサスが国内半導体メーカー売上高ランキングで1位となりました。
半導体業界では規模が大きいほど大量生産が可能となり、他社より競争力が増します。そのため、国内半導体業界トップの売上規模であるルネサスは将来性が高いと言えます。
ルネサスのように将来性が高い企業は半導体業界にはたくさんあります。半導体業界に転職を検討されている方は、半導体業界特化の転職エージェントである半導体Jobエージェントにお問い合わせください。半導体業界に精通したキャリアアドバイザーがあなたにマッチした求人をご案内します。
ルネサスの将来性②:車載半導体に強み
ルネサスは車載半導体に強みを持っていることから、将来性が高いと言われることがあります。
下図は自動車や産業機器の制御につかう半導体である「マイコン」の世界シェアを示しています。
ルネサスの市場シェアは27.9%であり、世界シェアNo.1です。特に車載向けのマイコンに強みを持っています。自動車のEV化やADAS(先進運転支援システム)、自動運転などの普及で、1台あたりの半導体チップの搭載数はますます増加していくことが予想されます。
車載半導体に強みを持つルネサスにとって強い追い風となっており、将来性が高いと言えます。
ルネサスの将来性③:高い利益率
ルネサスは高い利益率を出していることから、将来性が高いと言われることがあります。
先ほど述べた通り、2023年度の営業利益率は34.1%です。優良企業の代表であるトヨタ自動車の営業利益率が7.3%であることを考えると、大きく利益を出している企業と言えます。
海外企業の買収や経営改革を積極的に行うことで、利益率の改善を進めてきました。
利益率が高いことで、将来の投資にも積極的になることができます。時代のニーズに合わせた設備投資を行うことができますし、新技術開発にもリソースを使うことができます。
さらに、従業員への給料を増やすことも可能となります。ルネサスの年収についてはのちほど説明しますが、半導体業界の中でもトップクラスの年収額となっています。
ルネサスの勤務地
ルネサスの勤務地を見ていきます。
本社は東京都江東区で豊洲駅が最寄り駅となります。
武蔵事業所は主に半導体チップやソフトウエアなどの設計・開発を行っています。従業員数が国内事業所の中で最も多い主力拠点です。
前工程は、那珂工場、高崎事業所などで行っています。
ルネサスの主要事業所は東京都、群馬県、茨城県の関東圏に集中しているため、関東圏で働きたい方にとってもおすすめです。
その他、後工程は米沢工場、大分工場、錦工場などで行っています。
ルネサスの年収
ルネサスの年収を見ていきましょう。
ルネサスの平均年収は889万円です。日本人の平均年収は461万円であることから、かなり高い給与水準であることが分かります。
また、初任給に関しても他の大手企業と遜色ない給料が支払われています。
人材確保に向けて半導体関連企業は各社給与の引き上げを行っています。ルネサスは年収の面からも期待ができる企業です。
ルネサスの採用情報
最後にルネサスの採用状況を見ていきます。
採用人数は年々増加傾向にあります。特に目を引くところが、キャリア採用数の増加です。
2023年には52%がキャリア採用として採用されました。
将来性のある企業であるため選考のハードルは確かにありますが、しっかりとした準備ができていれば十分に転職が可能な企業といえます。
まとめ
今回はルネサスについて紹介しました。
いかがだったでしょうか?
「前職の経験を、将来性のある企業で発揮したい。」
「年収が高く、自分の頑張りに報いてくれる企業に行きたい。」
そういう方はぜひルネサスへの入社をご検討ください。
また、最先端の技術を取り扱っている企業は、求人情報を公開してしまうと、社内のどこにリソースを集中しているか分かってしまうため、ほとんどが非公開求人となります。
具体的な求人情報を知りたい方は、半導体業界特化の転職エージェントである半導体Jobエージェントにお問い合わせください。
半導体業界は技術分野が多岐にわたるため、業界を深く知ったエージェントが強みを発揮する分野です。
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