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半導体業界16年で技術も業界も熟知している
元エンジニアが直接キャリアサポート
日本を代表する電子部品メーカーの村田製作所。本記事では、村田製作所の企業概要や将来性について解説します。
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村田製作所の企業概要

村田製作所の設立は1950年で、東証プライム市場とシンガポール証券取引所に上場しています。
売上高は1兆6,402億円です。日本企業で売上高1兆円を超える企業は非常に限られており、まさに日本を代表する企業です。
事業内容は主力のコンデンサをはじめとする電子部品を扱っています。
従業員数は73,165人です、
村田製作所の業績

村田製作所の業績を見ていきます。上図は、過去10年の売上高、営業利益の推移を示しています。
スマートフォンやパソコン、自動車の電装化など、電子機器の需要増加に伴い売上を順調に伸ばしています。
直近の営業利益率は13.1%です。
日本の製造業の営業利益率の平均は4%と言われているため、かなりの高収益企業であることが分かります。
村田製作所の歴史

村田製作所の歴史を紹介します。
1944年、村田昭が京都四条大宮北の旧染物工場に「村田製作所」の看板を掲げ、個人創業しました。ラジオの普及により需要が拡大していたセラミックコンデンサの量産をすることで事業を大きくしていくことになります。1950年には株式会社村田製作所を設立しました。
1955年には技術力強化を目的として、社内の研究開発部門を分離独立させて村田技術研究所を設立しています。
2010年代にはスマートフォンの普及に伴い村田製作所の売上拡大に大きく貢献しました。スマートフォン1台には、村田製作所のコンデンサが約800個使用されていると言われています。
事業セグメント売上高比率

上図は、村田製作所の事業セグメント売上高比率を示しています。
主力のコンデンサが46%を占めています。それ以外に「高周波・通信」が27%、インダクター・EMIフィルタ(電磁ノイズ除去フィルタ)が11%、リチウムイオン二次電池などを扱うエナジー・パワー事業が10%、センサなどを扱う機能デバイス事業が6%となっています。
村田製作所の将来性
ここからは村田製作所の将来性について紹介します。
村田製作所の将来性①:日本を代表するグローバル企業

村田製作所は日本を代表するグローバル企業であるため、将来性が高いと言われることがあります。
海外売上比率はなんと90.8%と非常に高く、世界各国に製品を提供できるネットワークを持っています。
さらに上図に示したように、チップ積層セラミックコンデンサをはじめとして、数多くの製品において世界シェア1位を持っており、他社を寄せ付けない強さがあります。
村田製作所のように、世界シェア1位として世の中に大きく貢献している企業は半導体業界にはたくさんあります。半導体業界への転職を検討されている方はぜひ半導体業界特化の転職エージェントである半導体Jobエージェントにお問い合わせください。
村田製作所の将来性②:国内生産比率6割越え

村田製作所は国内生産を重視していることから将来性が高いと言われることがあります。
村田製作所の国内生産比率は約65%です。海外売上比率90.8%を考えると、国内生産を非常に重要視していることが分かります。
国内生産に比重を置いている理由は、技術流出の防止です。素材から製造装置までを自社で手掛けて、製造工程をブラックボックス化することで、他社が真似できない仕組みづくりを大切にしてきました。
上に掲載した写真は車載向けコンデンサの主力工場である出雲村田製作所の工場の様子です。自社開発の製造装置がずらりと並んで量産が行われています。
村田恒夫会長は、過去のインタビューの中で「仮に製造装置が外部に流出したとしても、村田製作所と同様のコンデンサは作れない。なぜなら、焼き付ける温度の管理方法などのノウハウは現場の作業員しか分からないからだ。」と述べています。
後ほど触れますが、村田製作所の自己都合離職率は長年1%台と他社と比較して明らかに低く、社員を大切にする文化があり人材流出が回避できています。その結果、参入障壁のある技術が守られ、利益率の高い製品が提供できることができ、結果として社員へ利益を還元できるという好循環が生まれています。
村田製作所の将来性③:AIサーバー向け部品の需要爆発

村田製作所は、AIサーバー向け部品の需要が拡大しているため、将来性が高いと言われることがあります。
データセンタの建設ラッシュに伴い、GPUの周辺に数多く設置される積層セラミックコンデンサの需要が爆発しています。AIサーバーに使われる積層セラミックコンデンサは、従来型のサーバーと比較して5~10倍に増えると言われています。
AIサーバーの台数は年平均30%で増えていく見通しであり、村田製作所ではAIサーバー向け製品をスマートフォンや自動車に続く「第3の柱」にするべく注力しています。
村田製作所の勤務地

村田製作所の主要拠点を見ていきます。
京都には本社の他、人材育成・開発のための専用施設「村田製作所 人材開発センター」がある長岡事業所があります。
野洲事業所はムラタグループ最大のR&D拠点であり、生産技術・電子材料・薄膜プロセス技術の研究開発を行っています。
八日市事業所はセラミック原材料の生産および素材プロセス開発がメインです。
横浜事業所はモジュール製品などの開発が主な業務で、半導体設計技術や、ミリ波などのアンテナ・フィルター技術、ノイズ対策技術の開発などをミッションにしています。
みなとみらいイノベーションセンターは、自動車、IoT、エネルギー、ヘルスケアなどの注力市場向け製品の研究開発やマーケティングを行っています。
村田製作所の年収

村田製作所の年収を見ていきましょう。
村田製作所の平均年収は761万円です。日本人の平均年収は461万円であることから、かなり高い給与水準であることが分かります。
平均勤続年数は13.9年、平均年齢は39.9歳です。
これらのデータは本体採用の10,401人のデータとなります。
また、自己都合離職率は長年1%台と非常に低く、安心して長く働ける環境が整っていると言えます。
村田製作所の採用情報

最後に、村田製作所の採用状況について見ていきます。上図は、村田製作所の近年の新卒採用とキャリア採用人数の推移を示しています。
規模の大きな企業のため、採用人数も非常に多いことが特徴です。またキャリア採用にも力を入れており、キャリア採用比率は30%となっています。
2000年代までは、ほぼ新卒採用の社員で構成されており、年間の中途採用者は10人以下でした。しかし事業拡大に伴って2009年ごろから急速にキャリア採用の数を増やしており、この10年間で中途採用人数は20倍に増加しています。
将来性のある企業であるため選考のハードルは確かにありますが、しっかりとした準備ができていれば十分に転職が可能な企業といえます。
まとめ
今回は村田製作所について初回しました。
いかがだったでしょうか?
「前職の経験を、将来性のある企業で発揮したい。」
「年収が高く、自分の頑張りに報いてくれる企業に行きたい。」
そういう方はぜひ村田製作所への入社をご検討ください。
また、最先端の技術を取り扱っている企業は、求人情報を公開してしまうと、社内のどこにリソースを集中しているか分かってしまうため、ほとんどが非公開求人となります。
具体的な求人情報を知りたい方は、半導体業界特化の転職エージェントである半導体Jobエージェントにお問い合わせください。
半導体業界は技術分野が多岐にわたるため、業界を深く知ったエージェントが強みを発揮する分野です。
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