ポイント
半導体業界16年で技術も業界も熟知している
元エンジニアが直接キャリアサポート
日本を代表する輸送機器メーカーであり、近年は半導体製造装置事業でも注目を集めるヤマハ発動機。本記事では、ヤマハ発動機の企業概要や半導体事業について解説していきます。
半導体関連企業であるJASM(TSMC熊本)の年収、ディスコの年収、レーザーテックの年収に関する記事は以下記事で解説していますので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
-
-
JASM(TSMC熊本)の年収は?福利厚生はしっかりしてる?応募する際に気になる点を一挙解説!
ポイント 半導体業界16年で技術も業界も熟知している元エンジニアが直接キャリアサポート STEP01 STEP02 STEP03 お住まいの地域必須 —以下から選択してください—北海道青森県岩手県宮城県秋田県山形県福島県茨城県栃木県群馬県埼玉県千葉県東京都神奈川県新潟県富山県 ...
-
-
ディスコ企業紹介|年収5,900万円の社員が生まれる理由も解説!
ポイント 半導体業界16年で技術も業界も熟知している元エンジニアが直接キャリアサポート STEP01 STEP02 STEP03 お住まいの地域必須 —以下から選択してください—北海道青森県岩手県宮城県秋田県山形県福島県茨城県栃木県群馬県埼玉県千葉県東京都神奈川県新潟県富山県 ...
-
-
レーザーテックは年収1,585万円!世界初の技術で高収益を生み出すエンジニア集団
ポイント 半導体業界16年で技術も業界も熟知している元エンジニアが直接キャリアサポート STEP01 STEP02 STEP03 お住まいの地域必須 —以下から選択してください—北海道青森県岩手県宮城県秋田県山形県福島県茨城県栃木県群馬県埼玉県千葉県東京都神奈川県新潟県富山県 ...
ヤマハ発動機の企業概要

ヤマハ発動機の設立は1955年で、東証プライム市場に上場しています。
売上高は2兆5,762億円です。日本企業で売上高1兆円を超えている企業は非常に限られており、まさに日本を代表する企業と言えます。
事業内容は、二輪車、マリン、半導体製造装置などの開発・製造・販売を行っています。
従業員は54,206人で、静岡県磐田市に本社があります。
ヤマハ発動機の業績

ヤマハ発動機の業績を見ていきます。上図は、過去10年の売上高、営業利益の推移を示しています。
二輪車事業とマリン事業での販売台数の伸び、原材料価格の高騰に伴う値上げや円安による効果で、特にこの数年は非常に好調な業績となっています。
直近の営業利益率は7.0%です。日本の製造業の営業利益率の平均は4%であることを考えると、ヤマハ発動機は高収益企業であることが分かります。
ヤマハ発動機の歴史

ヤマハ発動機の歴史について紹介します。
ヤマハ発動機は、1955年に設立されました。元は日本楽器製造(現・ヤマハ)のオートバイ事業がスタートです。楽器産業だけでは企業の成長に限界を感じていた日本楽器製造の川上社長が、将来の事業発展の足がかりとしてモーターサイクル業界への参入を決断しました。軽量で容易な取り回し、始動性、デザインの斬新さなどから、次第に販売台数を伸ばしていきました。
1960年には、オートバイで培った技術を活かして、マリン事業をスタートしています。
半導体関連では、2019年に半導体後工程の製造装置に強みを持つ新川、アピックヤマダと事業統合して、ヤマハモーターロボティクスホールディングスが設立されました。新川は2018年にFA装置を手掛けているFPAを買収しており、マウンターに強みを持つヤマハ発動機も含めた4社が統合することによって、半導体パッケージ工程のトータルソリューションを提供できる企業が誕生しました。
事業セグメント売上高比率

上図は、ヤマハ発動機の事業セグメント売上高比率を示しています。
オートバイや電気自転車などを手掛けるランドモビリティ事業が67%を占めています。次にマリン事業が21%です。
半導体製造装置を手掛けるロボティクスが4%、ヤマハ製品を購入しやすい環境を整えるための金融サービス(ファイナンス、保険など)が4%、その他が4%という比率です。
ロボティクス事業は、ランドモビリティやマリンの次なる収益柱の確立を目指して、近年特に力を入れている事業です。
ヤマハ発動機の半導体関連事業
ここからは、ヤマハ発動機の半導体関連事業について紹介します。
ヤマハ発動機の半導体関連事業①:半導体後工程の製造装置に強み

ヤマハ発動機は半導体後工程の製造装置に強みを持っています。
ヤマハ発動機は、2019年に半導体後工程の製造装置に強みを持つ3社(新川、アピックヤマダ、PFA)とともにヤマハロボティクスホールディングスを設立しました。2025年7月には持ち株会社体制を解消し、新川、アピックヤマダ、PFAを統合します。ヤマハ発動機の原価低減などのノウハウを積極的に活用して、経営を効率化させていく予定です。
ヤマハ発動機本体がもっていたチップマウンターに合わせて、新川のボンダー装置、アピックヤマダのモールド装置、PFAのFA装置を取り込んで、半導体後工程装置をワンストップで提案できる体制を整えて、顧客への提案力の強化を図っています。
ヤマハ発動機の半導体関連事業②:チップマウンター

ヤマハ発動機はチップマウンターに強みを持っています。
チップマウンターとは上図のように基板に電子部品を実装する装置です。ノズルで電子部品を吸着した後、カメラで吸着位置のズレを認識・補正し、基板上に正しい位置・向きで搭載します。
肉眼では認識困難な0.25mm×0.125mmの極小サイズの電子部品を、毎秒約30個という超高速で実装できる高い技術力を持っています。
ヤマハ発動機のように技術力の高い企業が、半導体業界には多数存在します。半導体業界への転職を検討されている方は、半導体業界特化の転職エージェントである半導体Jobエージェントにお問い合わせください。
ヤマハ発動機の半導体関連事業③:ボンディング装置

ヤマハ発動機は、半導体チップの電極とパッケージの電極を接続するボンディング装置に強みを持っています。
ボンディング装置大手の新川を傘下に収めたことにより、精密かつ高速なボンディング技術の提供が可能になりました。
ダイボンディングやワイヤーボンディング、フリップチップボンディングなどの各種装置を取り揃えています。
ヤマハ発動機の半導体関連事業④:モールド装置

ヤマハ発動機は、モールド装置に強みを持っています。
モールディングとは、半導体チップを物理的衝撃や汚染・水分による酸化などから保護する工程を指します。
アピックヤマダは、モールディング装置においてTOWAと並ぶ有力企業でした。そのアピックヤマダを傘下に収めたことにより、ヤマハ発動機は半導体後工程の製造装置をワンストップで提案できる体制を整えることができました。
ヤマハ発動機ロボティクス事業部の開発拠点

上図で示すように、半導体製造装置を扱うロボティクス事業部の開発拠点は、浜松と横浜にあります。
また、ヤマハ発動機の本社は静岡県磐田市にあり、工場も静岡県西部に集まっています。新幹線などの交通機関が充実しているため、東京や名古屋などへのアクセスも快適で、非常に住みやすい地域です。
ヤマハ発動機の年収

ヤマハ発動機の年収を見ていきましょう。
ヤマハ発動機の平均年収は812万円です。日本人の平均年収は461万円であることから、かなり高い給与水準であることが分かります。
平均勤続年数は19.6年、平均年齢は43.5歳です。
これらのデータは本体採用の10,366人のデータとなります。
静岡県の平均年収ランキングでは常に上位に位置しており、2023年は3位に位置しています。
ヤマハ発動機の採用情報

最後に、ヤマハ発動機の採用状況について見ていきます。上図は、ヤマハ発動機の近年の新卒採用とキャリア採用人数の推移を示しています。
年々採用人数を増やしており、採用に力を入れていることが分かります。その中でも特にキャリア採用比率は26%(2021年)、30%(2022年)、31%(2023年)と増加傾向にあります。
今後さらなる成長の期待がされている企業のため、選考のハードルは確かにありますが、しっかりとした準備ができていれば十分に転職が可能な企業といえます。
まとめ
今回はヤマハ発動機について紹介しました。いかがだったでしょうか?
「前職の経験を、将来性のある企業で発揮したい。」
「年収が高く、自分の頑張りに報いてくれる企業に行きたい。」
そういう方はぜひヤマハ発動機への入社をご検討ください。
また、最先端の技術を取り扱っている企業は、求人情報を公開してしまうと、社内のどこにリソースを集中しているか分かってしまうため、ほとんどが非公開求人となります。
具体的な求人情報を知りたい方は、半導体業界特化の転職エージェントである半導体Jobエージェントにお問い合わせください。
半導体業界は技術分野が多岐にわたるため、業界を深く知ったエージェントが強みを発揮する分野です。
ポイント
半導体業界16年で技術も業界も熟知している
元エンジニアが直接キャリアサポート