レーザーテックは「やばい」という意見が散見されるため、レーザーテックは本当に「やばい」会社なのではないかと不安になった方もいるのではないでしょうか?
レーザーテックのどのような点が「やばい」と言われているのか、それは本当なのか徹底検証していきます。
なお、レーザーテックの年収は以下の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
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レーザーテックは年収1,585万円!世界初の技術で高収益を生み出すエンジニア集団
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レーザーテックとは?
レーザーテックは神奈川県横浜市に本社がある半導体製造装置メーカーです。
マスク検査装置やマスクブランクス検査装置に強みを持っています。特に最先端半導体の製造に欠かせないEUV向けに関してはシェア100%であり、世界中から大量受注が来ている状況です。
レーザーテックが「やばい」と言われる理由
ここからはレーザーテックが「やばい」と言われる理由を一つひとつ見ていきましょう。
レーザーテックが「やばい」と言われる理由①: 年収が他社と比較して圧倒的に高いため
レーザーテックは、年収が高すぎて「やばい」と言われることがあります。
下図は、近年のレーザーテックの平均年収の推移を示しています。
以前から、高水準の年収が用意されていましたが、2024年9月に提出された有価証券報告書によると、平均年収はなんと1,638万円であり非常に高い年収となっています。
2023年度の平均年収1,581万円の際にはすでに平均年収ランキングで全国9位(3800社以上の企業が対象)だったため、そこからさらに年収が高くなっていることになります。
国税庁が公開している日本の平均年収が461万円であることを考えると、レーザーテックの平均年収1,638万円は驚異的な数字であることが分かります。
これらのことから、レーザーテックの年収が他社と比較して圧倒的に高いため「やばい」と言われることがあります。
なおレーザーテックのように年収の高い半導体関連企業に転職したい方は、半導体Jobエージェントにぜひ会員登録してみてください。
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レーザーテックが「やばい」と言われる理由②: 業績が非常に好調で急激な成長をしているため
スマホ、IoT、AI、データセンタへの投資拡大により、最先端半導体の需要が伸びていることから、EUV用マスク検査装置のシェア100%のレーザーテックの業績も非常に高い伸びをしています。
下図は、レーザーテックの売上高、営業利益、営業利益率の推移を示しています。
直近数年で売上高が非常に高い伸び率を示していることが分かります。
さらに注目すべきは、40%近い営業利益率です。製造業の平均営業利益率は4%といわれているため、レーザーテックは非常に高い付加価値を持った製品を開発していると言えます。
業績が非常に好調で急激な成長をしているレーザーテックは「やばい」と言われることがあります。しかしグラフが示す通り、長きにわたって高い利益率を確保しており、堅実な経営がされていることが分かります。
レーザーテックが「やばい」と言われる理由③: 株価の値動きが大きいため
レーザーテックは非常に業績が伸びており、さらに将来性も期待できることから、投資家たちからも人気があります。実際、東京証券取引所の売買代金ランキングでは、2022年にトヨタ自動車やソフトバンクグループを抑えて年間首位になりました。
半導体検査装置の成長期待が強いことに加えて、値動きが大きいためデイトレードなどの短期売買も盛んに行われています。
半導体関連企業は、長期的には成長を続けている企業が多いものの、短期的に株価が下がることは仕方のないことです。そのような株価の値動きを見て、レーザーテックは「やばいのでは?」と言われることがあります。
レーザーテックが「やばい」と言われる理由④: 技術力で他社を圧倒しているため
EUVリソグラフィーが実用化された際には、EUVを用いた検査が将来必ず必要になるとして、レーザーテックでは長年EUVを用いた検査装置の開発を続けてきました。
その結果、他社が真似できない技術を有するに至り、EUV向けマスク検査装置でシェア100%という結果になっています。
世界初の技術が高く評価されており、半導体オブザイヤーを史上初3年連続グランプリ受賞するなど、技術的な評価も非常に高い企業です。
技術力で他社を圧倒しているレーザーテックは「やばい」と言われることがあります。
レーザーテックが「やばい」と言われる理由⑤: 独自の経営スタイルを貫いているため
レーザーテックは独特の経営スタイルであるファブライト経営を取り入れているため「やばい」と言われることがあります。
半導体業界では、自社で工場をもたず設計業務に集中するファブレスというスタイルがあります。レーザーテックでは、完全に製造作業を外注するのではなく、プロトタイプ1号機は社内のエンジニアと協力会社のエンジニアが合同で開発・製造を行い、2号機からは協力会社に製造を任せ、レーザーテックのエンジニアはニーズ調査や開発業務に注力できる体制を整えています。
開発業務に集中したいと考えるエンジニアにとっては非常に恵まれた環境であり、ファブライト経営を取り入れているレーザーテックは「やばい」と言われることがあります。
レーザーテックが「やばい」と言われる理由⑥: 残業が多く激務と言われているため
レーザーテックの平均残業時間は43.3時間/月と、比較的残業時間が多い企業です。
先ほど触れた通り、レーザーテックではファブライト経営を取り入れているため、新技術の開発に集中することができます
そのため、エンジニアとしては好きな仕事でおもいっきりチャレンジできる環境のため、残業も多くなる傾向があります。その分年収も高いことから、残業時間が多いことも納得して就業されている様子です。
一方で、仕事以外の趣味や家庭を最優先にしたいという方には向いていないと思われます。
レーザーテックが「やばい」と言われる理由⑦: 離職率が高いと言われているため
レーザーテックは激務で離職率が高いため「やばい」と言われることがあります。
下表は、近年のレーザーテックの自己都合離職率を示しています。
いずれの年も自己都合離職率は一桁台前半であり、離職率は十分に低いといえます。
レーザーテックの自己都合退職率
年度 | 自己都合離職率 |
---|---|
2018 | 2.2% |
2019 | 3.9% |
2020 | 2.8% |
2021 | 2.7% |
2022 | 4.8% |
レーザーテックが「やばい」と言われる理由⑧: 勤務地の立地が非常によいと言われているため
レーザーテックは、本社、研究開発拠点がいずれも東海道新幹線の新横浜駅の目の前であり、非常に好立地にあるため、「やばい」と言われることがあります。
現在建設が進んでいる研究開発拠点Lasertec Innovation Parkも、新横浜駅付近です。
メーカーは地方勤務が多いため、非常に好立地の勤務地であるレーザーテックは珍しい企業です。
地方勤務であっても仕事に集中できる、生活費が安く済む、子育てしやすいなどのメリットがあります。一方で都会の生活を優先したいという方にとっては、レーザーテックは非常に魅力的な企業と言えます。
レーザーテックが「やばい」と言われる理由⑨: 採用大学のレベルが高く入社難易度が高いと言われているため
レーザーテックは人気企業であり、採用大学のレベルが高く入社難易度が高いため、「やばい」と言われることがあります。
レーザーテックの採用実績がある大学一覧を以下に示します。優秀な学生が揃うレベルの高い大学名が並んでおり、レーザーテックが人気企業であることが分かります。
ポイント
レーザーテックの採用大学(マイナビ)
<大学院>
総合研究大学院大学、北陸先端科学技術大学院大学
<大学>
会津大学、青山学院大学、茨城大学、宇都宮大学、大阪大学、大阪公立大学、大阪市立大学、大阪府立大学、学習院大学、鹿児島大学、金沢大学、関西大学、関西学院大学、九州大学、九州工業大学、京都大学、京都工芸繊維大学、群馬大学、慶應義塾大学、神戸大学、埼玉大学、静岡大学、首都大学東京、信州大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、電気通信大学、東京大学、東京工業大学、東京農工大学、東京理科大学、同志社大学、東北大学、豊橋技術科学大学、長岡技術科学大学、長崎大学、名古屋大学、名古屋工業大学、兵庫県立大学、広島大学、法政大学、北海道大学、明治大学、山口大学、横浜国立大学、横浜市立大学、立教大学、立命館大学、早稲田大学
一方で、後ほど説明するようにレーザーテックは採用人数も大幅に増やしており、入社するチャンスが広がっていることは注目すべき点です。
レーザーテックが「やばい」と言われる理由⑩: 採用に非常に積極的で中途採用比率が高いため
レーザーテックは年収も高く、仕事内容も魅力的なため人気企業ですが、採用に非常に積極的で中途採用比率が高いため「やばい」と言われることがあります。
下のグラフは近年のレーザーテックの従業員数の推移と、今後の採用計画を示しています。
毎年200人以上の採用を行うことが公表されています。
また下表は近年の中途採用比率を示しています。直近の中途採用比率は71.9%となっており、中途採用にも非常に積極的に取り組んでいると言えます。
レーザーテックの中途採用比率
年度 | 中途採用率 |
---|---|
2022年度 | 83.6% |
2023年度 | 79.4% |
2024年度 | 71.9% |
少数精鋭のエンジニア集団であり人気の企業ですので、選考のハードルは確かにありますが、しっかりとした準備ができていれば十分に転職が可能な企業といえます。
また、最先端の技術を取り扱っている企業は、求人情報を公開してしまうと、社外のどこにリソースを集中しているか分かってしまうため、ほとんどが非公開求人となります。
具体的な求人情報を知りたい方はぜひ半導体Jobエージェントにお問い合わせください。
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半導体業界で転職をご検討の方
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