オリエンタルモーターはホワイト高年収企業！長年磨き続けてきたモーター技術に強み

オリエンタルモーターは年収が高く残業時間が少ないため、隠れホワイト企業と言われることがあります。本記事ではオリエンタルモーターの強みや特徴について解説します。

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オリエンタルモーターの企業概要

オリエンタルモーターは1950年に設立されました。

上場はしておらず非上場企業です。非上場の場合、経営の自由度が高くなるため長期的な計画を立てやすくなったり、決算時の定期的な報告義務や手間などが省けることから、規模が大きな企業であってもあえて上場しない場合も多数存在します。

売上高は607億円です。

事業内容は、精密小型モーターや制御用電子回路などの開発・製造・販売を行っています。

従業員は2,942人で、東京都台東区に本社があります。

オリエンタルモーターの業績

オリエンタルモーターの業績について見ていきます。

下図は直近の売上高、営業利益の推移を示しています。

半導体需要増大の影響を受けて、精密小型モーターなどで売上が拡大しており、順調に売上を伸ばしています。

直近の営業利益率は8.3％です。

日本の製造業の営業利益率の平均は4％と言われているため、かなりの高収益企業であることが分かります。

オリエンタルモーターの歴史

オリエンタルモーターの歴史について紹介します。

1885年に倉石保太郎が電気機器、医療機器の製造・販売を東京日本橋で開始しました。その後1909年に、倉石保太郎の後継者である倉石三郎が1/8馬力単層整流子電動機の試作に成功し、今日まで続くモーター作りの出発点となりました。

東京大空襲で工場を焼失してから5年後の1950年に東洋電動機が設立されました。当時は顧客のニーズに合わせてカスタマイズして製造する受注生産が業界の常識とされていましたが、商品の「標準化」に取り組み、カタログの中から装置に合わせて選んでもらうビジネスを他社に先駆けて展開しました。その結果、短納期でリーズナブルに購入できるオリエンタルモーターの製品が業界のデファクトスタンダードになるまでに至りました。

1974年にはスピードコントロールモーターを開発しました。これにより、モーターは「どの方向にも回る」「瞬時に止まる」「速度が変わる」など様々な制御が可能な動力装置として、応用範囲が広がっていきました。

事業セグメント売上高比率

オリエンタルモーターの事業セグメント別の売上高比率を下図に示します。

自社の強みであるモーターからブレずに事業運営していることが分かります。

その中でも指令信号に対して追従する制御用モーターが61％と、一番売上が大きい分野となっています。

その他、動力用モーターが32％、ファンが7％です。

半導体製造装置だけでなく、FA機器や医療機器、交通機器、金融機器などあらゆる場所でリエンタルモーターの製品が使用されています。身近なところでは、駅の自動改札機の扉を動かすモーターや、ATMの駆動部などでも使用されています。

オリエンタルモーターの強み

オリエンタルモーターの強みは、高精度な位置決めなどに代表される高い技術力が挙げられます。

微細化トレンドが続く半導体プロセスでは、アライメント精度向上が課題となるケースが多くあります。そのような状況でオリエンタルモーターの高品質なモーターが使われています。

また工場のスペースには限りがあるため装置のフットプリント（占有面積）を小さくすることや、生産性向上のためにスループット（1時間あたりの最大処理枚数）を高めることも重要になります。オリエンタルモーターは省スペース化のノウハウや高度な速度制御技術を持っており、半導体製造装置の性能向上に貢献しています。

オリエンタルモーターの勤務地

オリエンタルモーターの勤務地を見ていきます。

本社は東京都台東区にあります。生産は上図に示した事業所で行っており、その中でも主要開発拠点はつくば、土浦、高松となります。

リージョナルコースという地域採用も行っているため、採用の詳細を確認したい場合は、業界特化の転職エージェントに相談してください。

オリエンタルモーターの年収

ここからはオリエンタルモーターの年収を見ていきます。

オリエンタルモーターの年収①：平均年収、初任給

オリエンタルモーターの平均年収は826万円です。日本人の平均年収は461万円であることから、非常に高い給与水準であることが分かります。

平均勤続年数は16.2年、平均年齢は40.4歳です。

初任給においても、他大手企業と同等の給与水準が支払われています。

オリエンタルモーターの年収②：ホワイト高年収企業

オリエンタルモーターは残業が少なく年収が高い企業ということで、隠れ優良企業と呼ばれることもあります。

平均残業時間は8.9時間/月と非常に少ない数字となっています。

東洋経済が2024年2月に発表した「残業が少なく年収が高いランキング」では5000社中33位に位置しており、ホワイト高年収企業として紹介されました。

このようなホワイト高年収企業は、半導体業界にはたくさんあります。半導体関連企業は利益率の高い企業が多く、技術力や大きな設備投資が必要で参入障壁が高いためです。

オリエンタルモーターのようにホワイト高年収企業に転職したい方は、以下3つの半導体業界に強い転職エージェントを活用することがおすすめです。

まとめ

今回はオリエンタルモーターについて紹介しました。

いかがだったでしょうか？

「前職の経験を、将来性のある企業で発揮したい。」
「ホワイト高年収企業で働きたい。」

そういう方はぜひオリエンタルモーターへの入社をご検討ください。

また、最先端の技術を取り扱っている企業は、求人情報を公開してしまうと、社内のどこにリソースを集中しているか分かってしまうため、ほとんどが非公開求人となります。

具体的な求人情報を知りたい方はぜひ業界に精通した転職エージェントを活用することをおすすめします。半導体業界は技術分野が多岐にわたるため業界を深く知ったエージェントが強みを発揮しやすい領域です。

また、転職エージェントは担当者との相性も大きいため、複数登録して自分にあった転職エージェントを探すことが基本となります。

半導体業界に強いおすすめの転職エージェントは以下の3つのサービスです。