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半導体業界16年で技術も業界も熟知している
元エンジニアが直接キャリアサポート
世界最古の財閥である住友グループの機械メーカーである住友重機械工業。本記事では、住友重機械工業の企業概要や将来性について解説していきます。
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住友重機械工業の企業概要

住友重機械工業の設立は1934年で、東証プライム市場に上場しています。
売上高は1兆815億円です。日本企業で売上高1兆円を超えている企業は非常に限られており、まさに日本を代表する企業と言えます。
事業内容は生産機械、精密機器、半導体製造装置などの開発・生産・販売を行っています。
従業員数は25,303人です。
住友重機械工業の業績

住友重機械工業の業績を見ていきます。上図は、過去10年の売上高、営業利益率の推移を示しています。
事業ポートフォリオの見直しを行い収益性の高い事業への積極投資をすることで、事業成長を続けています。
直近の営業利益率は5.1%です。
住友重機械工業の歴史

住友重機械工業の歴史を紹介します。
1888年、住友グループの源流である四国の別子銅山の工作係として発足しました。機械設備の内製化を行い、効率的に銅を採掘できるようにしました。
1934年には住友機械製作所株式会社を設立し、住友グループ各社から受注した産業機械の供給部門として運営されました。
1983年にはアメリカEaton社と合弁会社を設立し、1970年代頃から量産に用いられ始めていたイオン注入装置の国産化を推し進めています。当時は外国製装置に頼っていたものの品質に問題があり、例えばウエハオートローダーはほとんど動かず、仕方なくオペレーターが手でウエハを置いているような状態で効率も悪かったため、国産化を期待する声が高まっていました。
事業セグメント売上高比率

上図は、住友重機械工業の事業セグメント売上高比率を示しています。
4つのセグメントに分かれており、油圧ショベルやクレーンなどを扱う「ロジスティックス&コンストラクション」が36%と最も売上比率が高い事業です。
次に半導体製造装置や医療機器などを取り扱う「インダストリアルマシナリー」が27%です。
変減速機などを取り扱う「メカトロニクス」が21%、ボイラーなどのプラントシステムを取り扱う「エネルギー&ライフライン」が15%を占めています。
産業機械から精密機器、プラントシステムまで幅広い分野の製品を扱っており、様々なシーンで社会を支えています。
住友重機械工業の将来性
ここからは住友重機械工業の将来性について紹介します。
住友重機械工業の将来性①:幅広い事業展開

住友重機械工業は幅広い事業展開を行っているため、将来性が高いと言われることがあります。
製品カテゴリーによっては、一事業部ではなく、別会社として運営されていることも多く、住友建機(油圧ショベルやクレーンなどの建設機械)や住友重機械イオンテクノロジー(イオン注入装置やレーザーアニール装置などの半導体製造装置)、住友重機械エンバイロメント(産業排水処理設備や上下水道設備など)など様々な企業がグループ会社として連携しながら運営されています。
1つの業界に偏っていないため、結果として将来的にも安定した収益を上げることができると期待できます。
住友重機械工業の将来性②:半導体製造装置の高いシェア

住友重機械工業は、半導体製造装置で高いシェアを持っているため、将来性が高いと言われることがあります。
イオン注入装置は国内トップシェア(約85%)を誇り、世界シェアも常に上位に位置しています。特にイメージセンサ用途でのシェアでは他社を圧倒しています。
また、レーザーアニール装置はパワー半導体デバイス向けに特に強みを持っています。
半導体製造装置は技術的に難易度が高く参入障壁が高いため、高いシェアを確保していることが将来的な競争力の強化に繋がると言えます。
また、半導体プロセスにおいて、イオン注入は結晶回復のためのアニールとセットで行われるため、両方とも提供できることは顧客にとってもメリットがあります。
住友重機械工業のように、高いシェアを有して競争力のある製品を開発している半導体関連企業は他にも多数存在します。半導体業界に転職を検討されている方は、ぜひ半導体Jobエージェントまでお問い合わせください。
住友重機械工業の将来性③:積極的な設備投資

住友重機械工業は積極的な設備投資を行っているため、将来性が高いと言われることがあります。
上図は、住友重機械工業の事業ポートフォリオ変革の概念図を示しています。半導体製造装置事業は、市場成長性と資本効率がどちらも高いため、成長を牽引する事業として集中的に投資を進めていくことが示されています。実際、イオン注入装置事業の営業利益率は20%程度であり、会社全体の営業利益率が5.1%を考えると、かなり利益率の高いビジネスであることが分かります。
住友重機械工業は、2026年までに半導体製造装置などに890億円の大型投資(設備投資:640億円、研究開発:250億円)を行うとしています。
住友重機械工業の勤務地

住友重機械工業の勤務地を見ていきます。
本社が東京都品川区にある他、製造所ごとにメインで扱っているテーマが分かれています。
特に、イオン注入装置やレーザーアニール装置を取り扱っているのは住友重機械イオンテクノロジーの愛媛と横須賀の拠点となります。
愛媛拠点は住友グループ発展の地であり、数多くのグループ企業がある地域です。そのため、住環境も充実しており、仕事に集中できる環境が整っています。
住友重機械工業の年収

住友重機械工業の年収を見ていきましょう。
住友重機械工業の平均年収は796万円です。日本人の平均年収は461万円であることから、かなり高い給与水準であることが分かります。
平均勤続年数は14.0年、平均年齢は42.9歳です。
これらのデータは本体採用の4,033人のデータとなります。
近年の平均年収推移を見ると、安定して高年収が付与されており、魅力的な企業であると言えます。
住友重機械工業の採用情報

最後に、住友重機械工業の採用状況について見ていきます。上図は、住友重機械工業の近年の新卒採用とキャリア採用の人数の推移を示しています。
2022年から特に採用に力を入れていることが分かります。特にキャリア採用人数の増加は目を見張る数字であり、2023年には59%がキャリア採用で入社しています。
将来性のある企業であるため選考のハードルは確かにありますが、しっかりとした準備ができていれば十分に転職が可能な企業といえます。
まとめ
今回は住友重機械工業について紹介しました。
いかがだったでしょうか?
「前職の経験を、将来性のある企業で発揮したい。」
「年収が高く、自分の頑張りに報いてくれる企業に行きたい。」
そういう方はぜひ住友重機械工業への入社をご検討ください。
また、最先端の技術を取り扱っている企業は、求人情報を公開してしまうと、社内のどこにリソースを集中しているか分かってしまうため、ほとんどが非公開求人となります。
具体的な求人情報を知りたい方は、半導体業界特化の転職エージェントである半導体Jobエージェントにお問い合わせください。
半導体業界は技術分野が多岐にわたるため、業界を深く知ったエージェントが強みを発揮する分野です。
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